ヤップ島カダイ村
カルチャーツアー③

100%自然素材で出来た生活必需品

女性達は生活必需品(バック・敷物・籠)等の作成実演ペバイの前では昔の生活スタイルの実演がスタートしてます。女性達が円になってココヤシの葉でバックを作ったり、敷物(日本では座布団)、カゴなどを作ってます。これらの仕事は女性達の役割なのでしょう。小さい女の子達も同様に同じものを作ってます。全てにおいて自然のものから生活必需品を作っていくので、不要になっても全てまた自然に帰っていきます。自然のサイクルの中に彼らの生活がありますね。

男性達はココナッツ割り等の体力仕事の実演男性は入ってませんでしたので、これらは男の仕事ではないんでしょう!そして一方の男性は力仕事のココナッツ割りやビンロウの樹に登ってビンロウの実をとる実践を見せてくれます。いずれも朝飯前のお安い御用なのでしょう。無駄なくテキパキとこなしています。

魅了するヤップダンス

マラル(広場)でヤップダンスの披露一通りの生活スタイルの紹介が終わると今度はマラルという大きな石貨がいくつも置かれた広場でのヤップダンスのお披露目となります。小さな子も青年も一緒になって男女混合のスティックダンスを見せてくれます。2列になってそのステージへ入ってきて、長老といいますか1人の女性が掛け声を掛けるとダンスが始まります。

ダンスには昔から受け継がれているストーリが込められている事がわかります南太平洋タヒチでもタヒチアンダンスを見たことがありますが、あちらはコンコンコンコン・・・と小気味の良いリズムを奏でる楽器でスタートです。女性達は腰をグルングルン振って妖艶な雰囲気を奏でたり、男性は足をスピーディーにガニマタに開いたり・閉じたりととにかくめまぐるしい動きで躍動的なダンスという感じです。

一方ヤップのダンスは皆でストーリーの様なものを歌って何かを伝える意味もあるのでしょう。それも色々な場面もあると思いますので、3分くらいの短いダンスで1つのストーリーを伝え、少し間をおいて(数十秒です)、また次の短いダンスで続きのストーリーを。と流れていきます。楽器などは無いですし派手なパフォーマンスも無いのですが、ダンスを通して何かを伝えたい。という事が外国人の私にも分ります。

ヤップの人達が持つ「心の豊かさ」

年に1度の盛大なお祭り「ヤップデイ」もありますヤップの言葉が分かっていたら、きっともっと深く感じることが出来ると思うので残念です。言葉も理解しもっと他の踊りの種類も見てみたいな~という探究心も芽生えてしまいます。ヤップには1年に一度のヤップデイというものがあります。1年に1度、食事・服装など全てにおいて昔のヤップの生活に立ち戻って、伝統や文化を受け継いでいこう。という主旨のものだそうです。それは3月1日なので、次回チャンスがあれば是非訪れてみたいです。

物質的な豊かさと心の豊かさは違うもの!と感じますこのヤップダンスが終わると カダイ村のカルチャーツアーは終了となります。昔ながらの生活を垣間見せていただいたツアーでしたが、質素でも活き活きと生きられる生活を目の当たりにして、必要以上に多くを求め、余れば何の抵抗もなく処分してしまう贅沢が当たり前になってしまっている日本人がとても恥ずかしく感じてしまいます。彼らが日本に来たら日本人を如何見るだろう。と思うと恐ろしくなってしまいます。

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