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視察Report
ボラボラ島のファンダイビングを楽しもうボラボラ島に唯一日本人インストラクター Hiroko さんが在籍しているネモワールドでダイビングを楽しんできました。天気はとても良く普段は波が高くてあまり行く事が出来ない外洋のムリムリポイントへ向かいます。出発前のボートで今クジラが外洋に来ているみたいなのでチャンスがあれば見れるかも。なんて言われていたので、ダイビングの期待以上にクジラに期待が膨らんでの出向です。
一緒には日本人のハネムーンカップル3組とフランス人カップル1組と自分の9名がお客様で他4名のインストラクター+アルファでムリムリへ向かいます。
クジラの鳴き声が聞こえましたよね。って!ムリムリのポイントでは透明度も良く、カマスの群れ・カメ・サメ・とても人懐っこい大きなナポレオン・ギンガメアジの壁も見れてとても満足のダイビングです。さすがはボラボラ島だナ~とボートに戻ってくると、Hirokoさんがエントリーして直ぐにクジラの鳴き声聞こえましたよネ!と。
エ~そんな声聞こえもしなかったし、余裕も無かったので、とても残念がっていると、沖合いにクジラがいるとの情報をボートキャプテンが得たらしく、外洋のさらに外洋にボートが向かうことになります。=2本目のダイビングはなくなることを意味するのですが、それよりもクジラという意見で皆クジラへ気持ちが向かっているようです。もちろん私もです!
くじらの水しぶきが見えます!・・・・だんだんとオテマヌ山も小さく見えてくるころに、遠くに水しぶきが大きく立っているのが見えます。もぐらたたきの様な感じで黒いものが海面にグゥーと出てきて、バシャンと海面をたたいているシーンです。ボート前方に居る方にははっきり見えるようで「ク・ジラ」とイントネーションが少しおかしいですが、フランス人のインストラクターが興奮して喜んでいます。他の皆もそのシーンを見ることが出来「すっごいゾ!クジラだ」と船内が一気に盛り上がります。ついに来たぞ!とボートはそのクジラを更に追って近づいていきます。
クジラがボートのすぐ近くに上がってきました一度潜ったクジラはなかなか海面まで上がってこないので、次はこの辺りという予想でボートも進んでいるようです。クジラが次に潮を吹くのがいつになるのか。青い海以外何にもない平坦な海をその変化を逃すまいとボートからたくさんの目が見渡しています。しばし少しの緊張と大きな期待が入り混じっての時間が流れていきます。
全員いつの間にかカメラの準備もしっかりと整えていつでもOKという体制にもなっています。・・・と、いきなりブッ~~という大きな声を上げてクジラがボートの直ぐ近くに上がってきました。皆大歓声です!このブッ~~という音は声ではなくて息をする音のようです。とにかくすごい息と一緒に黒いとても大きな背中を海面に出して勢いよく泳いでいます。
凄い。親子クジラで3頭もいますよ!どうやら親子クジラのようで3頭います。親と子供2頭です。テレビでしか見たことの無いシーンが現実に今目の前にいる!感動です。大きさは20mはあると思いますが、良くは分かりません。とにかく大きいです!子供も親(恐らくお母さん)から離れないように付かず離れずの距離で平行して泳いでいます。いや、そうではなくてお母さんがわれわれから子供を守る為に離れずに泳いでいるのかもしれません。
クジラにとって見れば相容れない我々がいるので怒っているかもしれません。ただ、我々にしてみればもう少しその美しいシーンを見せて下さい。というお願いの気持ちもあって、ちょっと複雑です。人間は勝手です。ご免なさい。
クジラの美しさにものすごく感動クジラが海面に上昇してくるシーンではクジラの白い部分(お腹と両腕の部分)が海の中でキラキラと輝きとても美しいです。その輝きは海の青とクジラの白い部分が太陽の光とユラユラゆれる波の波形と重なってとっても綺麗な水色に変わって写ります。ほんとに美しいです!その美しい水色の色が見えるのは、あと少しで海面に上がってくるというわずか数秒前のシーンです。それは短い時間だからこその貴重な美しさなのかもしれません。
フランス人はBeautifulを連発してます。もちろん我々も「わ~綺麗!」を連発です。そして海面に勢いよくブツ~~と豪快な息を吐いて登場します。そういうシーンをほんとボートの直ぐ近くで見ることが何度も出来ます。わずか数十秒の時間で直ぐにまた海底へも潜ってしまうのですが、そのシーンを追いかけている感動は何ものにも代えられません。そして最後に海底へ潜行する前には必ず尾っぽを海面に美しく出して潜水していきます。このシーンもとても美しいです。
クジラとシュノーケリングを楽しもう皆それぞれのビデオや写真などでクジラを撮影できて満足しています。ただ、我々はこれだけのものをクジラに見せてもらっておきながら、もっとを求めてしまいます。次は実際にシュノーケリングでクジラを見てみたい!という欲求です。クジラの親子、ほんとご免なさい。今度近くにクジラが上がって来たらシュノーケリングしましょう。と皆今度はシュノーケリングセットを装着してその時を待ちます。・・・その時は直ぐにやってきます。
クジラの泳力には及びもしません・・・皆いっせいに海に飛び込みます。自分はハネムーンの皆さんに先ずは良い想い出をという気持ちで先をゆずって、ボートからそのシーンを見学することに致しました。皆クジラの方向に必死になって泳いで行きますが、クジラのひとカキと人間の泳力では断然及びもしないので、あっという間にクジラの姿が消えてしまいます。後でお聞きしたら何も見えなかった。と残念がられてました。ボートには僅かの人しか残っていませんが、更に次のチャンスを狙ってクジラを追っていきます。
「大感動」でっかいザトウクジラが眼下に結構近くにクジラを捕らえることが出来る距離まで来ましたので、今度は自分も飛び込んでクジラとのご対面を期待します。飛び込んで少し行くと前方少し前の大体30mくらいの深さにすごいドデカイ親のクジラが見えます。「ヤッタ~!」大感動です。
親クジラの向きは頭を下にして尾っぽをこちらに向ける逆立ちしているような姿でいます。ご対面してはじめて分かったのですが、ザトウクジラです。長く白い手がとても印象的で、ちょうど自分とのご対面の為に待っていてくれたかのようです。何本もの太陽光線が海に差し込み、ザトウクジラをより美しく映してくれ、マスク越しにもクッキリその美しい全体像を見れます。
透明度も抜群に良いので海の青さもクジラの姿を引き立ててくれてます。僅か数秒の出来事でしたが、強烈なシーンです。今でもその感動は静止画像の様に蘇ります。本当に King of king ではないですが Beauty of beauty で美の中の更なる美です。良かった~。
いつまでも心のシャッターに納まってます大感動のホエールウォッチング&シュノーケリングでした。(写真は残念ながら撮れなかったので、上記のクジラ写真は タヒチ政府観光局 からの物ですが、本島にこんな感じでザトウクジラと大接近出来て感動でした)
タヒチ視察レポート