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視察Report
ボラボラ島のサファリツアーへ出発サファリツアーという名前の響きがとても良く感じます。サファリを楽しむ車はもちろん4WDのジープです。ボディーは迷彩色になっていてこれからジャングルに切り込む!という特攻車の様なジープです。前回のツアーの名残からかタイヤやボディーは泥だらけ。ローカルのドライバーもタンクトップにアーミー服かなんかを着てやる気満々です。
ツアー参加者はジープ後部の幌をかけたオープンエアーの座席でMax8名が座ればもうギュウギュウの缶詰状態で、掴まるところも満足にない、全てが「ラフ」というか「ワイルド」なツアーです。しかし、かえってそれらがサファリの雰囲気を逆に盛り上げてくれます!
ガタガタのワイルドな道を登ります舗装された道では風もすがすがしくボラボラ島の景色を楽しみながら快適なドライブという感じだったのですが、いきなりこんな急斜面のガタガタ道を登っていくの!と思わせる道にハンドルが切られます。ガッタンガッタンで体は隣の方にぶつかるは、お尻は痛いはでキャ~キャ~笑顔を含む悲鳴にも聞こえるサファリのスタートになります。これは先が思いやられます。
タヒチの素敵な生活スタイル途中こんな山の中ですが住居も多く目にします。気が付いたのですがそれぞれの家には綺麗な石垣ならぬ花垣がずっと続きます。花の種類もプルメリヤやブーゲンビリアなどその他多くのそれも鮮やかな花々です。
ガイドの方曰く、これはタヒチの伝統というか習慣で、家を花の石垣(花の塀)で囲むのには、家に「LOVE:愛」を呼び込むという想いが彼らにはある為とのこと。そして家族が1人誕生すればその子供が食べるのに困らないように、庭の家に「パンの木」や「パパイヤ」・「マンゴー」などを育てるそうです。どうりで庭先には大きなパンの木やパパイヤなどを目にしたはずです。
タヒチの心の豊かさ花を家の周りに絶やさないでいる家が多くあるのも、この話を聞くまでは家庭菜園や園芸のようなものがタヒチにも流行っているのかな?と軽く見過ごしていたのですが、愛や子供の成長の為とわかると。それからの目に飛び込む家々が花で囲まれている。いない。庭先に木々がある・ない。有れば「あ~子供さんがたくさんいる家なんだ。そして幸せなんだな~。」なんて見てしまいますし、無ければ逆に「大丈夫かな~?」なんて家庭の事情を心配してしまったりします。タヒチの1家族における子供の出生率ですが7.5人だそうです。もの凄く多いのでビックリです。
日本が逆に少なすぎるのかな?少子高齢化の日本とはえらく異なります。経済的には日本の方がタヒチよりも裕福ではあるものの、結婚をしない理由に経済的な問題・結婚をしても子供の養育費などの理由から子供とつくろうとしない、そんな日本の現状を彼らが知ったらどう思うでしょう。きっと理解で出来ないんではと思います。裕福さとは表面的なものだけで、心のもっと大切な部分で寂れてしまった。そんな気になってしまいます。
青のグラデーションに気持ちも爽やかボラボラ島のうっそうと茂るジャングルの山間部、それもドロドロの道をジープは進んでいきます。高い木々が空からの光りを遮っていて、海の光り輝くボラボラ島!とは異なる一面もサファリでは楽しめます。途中開けるところがあって高台から綺麗なボラボラのモツやそれを取り囲むラグーンも見ることが出来るポイントもあります。ラグーンはたくさんの青系の絵の具をグニュ~と一気にキャンバスの上に搾り出したときのような。とでも言うんでしょうか。そんな景色でとっても綺麗です。写真撮影には最高のポイントです。
少し後味の悪さも感じますただ、何となくですが気持ち的にスッキリしないな~とツアー途中から感じ始めています。われわれの娯楽の為に自然を破壊して道を切り開き、4WDのジープに乗って排気ガスをばらまいて・・・と何も言わないタヒチをムチャクチャに痛めつけているんでは。とそう思い始めてます。それもお金を払ってです。とても悲しくなってしまい笑顔がなくなっている自分に気が付いてます。
タヒチへ訪れて初めてマイナスな気分です。ですので、聞こえは良い名の「サファリツアー」なのですが、正直無くなって欲しい・あってはいけないツアーなのでは・・・?と思います。これからタヒチに訪れてこの4WDのサファリツアーを楽しみの1つにされている方々には申し訳ない案内になってしまいますが、お奨めしたくない気持ちに。
タヒチ視察レポート