タンナ島
ヤスール火山へ②

ヤスール火山の噴火口へ

ヤスール火山の噴火口の正に目の前で噴火を待ちます防寒服に着替え懐中電灯を持っていざ火口へ向けて出発です。街で買った絵葉書を投函する火山郵便局のポストもしっかりと登山口横にありますよ。登山といっても直ぐ先に頂上が見えるのでハイキング的な距離でものの10分程度で火口の淵まで到着です。多くの観光客達も既にやって来ていて噴火するシーンをみんな見学しています。結構多くて50人程度はいますね。

ヤスール山の火口の淵はとっても大きくて距離感が分からないのですが、周囲1キロ以上はあるように思います。小屋などは当然ないので火口淵の少しでも良く見える場所のさらに先端に皆陣取って噴火を待っています。一歩踏み外したらアレ~っと転げ落ちていってしまいそうな当に先端にいるので、怖くないのかな~なんて溶岩の噴火よりもそっちが気になってしまいます。

真っ赤で純な赤!とっても美しい噴火

あまりに突然にド~ンという轟音と噴火に初対面です溶岩口からは絶えず湧き出してくるモクモクと白い煙が火口内を覆っていてそれが山頂付近の気まぐれな風にあおられて漂っています。残念ながら火口の底までは見れないのですが(マグマがグツグツ煮だっているシーンを想像していました・・・)、登ってすぐにド~ンと溶岩が噴火するシーンと発対面です!あまりにも突然でこちらの準備や都合など気にせずにそれはやって来たのですが、ビックリ&感動ものです。

うぉ~凄い。赤い塊が溶岩口から飛び散るように綺麗に噴き出してきてます。まだ陽が傾く前なのでその赤の色はまだ鮮明ではないのですが、それでも真っ赤で純な赤という表現が良い様に思いますがとっても美しいです。暗くなればもっと美しく焼ける真っ赤な赤になるんでしょうね。夜が待ち遠しい・・・。

その噴火はもちろん不定期なので一度噴火すると次がいつになるかと火口の淵で待ち続けます。今のが大したことなかったので、次の噴火はエネルギーが溜まってきっと今のより大きくなるのでは・・・なんて変な分析と期待を持って待ち続けます。そしてド~ンとくるとカメラに少しでも美しい噴火シーンを!と納めます。そして新たに次はもっと大きな噴火をと期待の連続です。欲深さが見え隠れしてますね。ツアーでなかったらきっと一晩明かしてしまうかもしれません・・・。

赤一色の打ち上げ花火

噴火の素敵な光景に感動火山の噴火は夏の打ち上げ花火の様な感じでドーンと打ち上がってゆっくり柳の木の様に広がって落ちていきます。赤一色の打ち上げ花火!1つ1つ形も違うし大きさも異なるので見ていて飽きないです。

花火は綺麗~!で終わってしまいますが、溶岩の噴火は綺麗だけではなく自然のパワーを噴火で表現している様でもあるし、怒りをぶちまけている様でもあるし、この芸術的な美しい噴火を見てみろ!と叫んでいるようでもあるし、ここまではるばるよく来てくれた!と歓迎の噴火をしてくれているようでもあるし・・・噴火毎に何かを感じてしまいます。素敵なシーンに感動です。

エネルギッシュな極上の噴火に!

赤い塊はスローモーションで柳の木のように広がり落下してきます余談ですが、もし大きな噴火があって危険を感じた場合ですが、大きなドーンの時には焦らずに!赤い溶岩石はゆっくりと落ちてくるのでそれを見ながら十分に避けられます。との事で、危ないからといって飛んでくる溶岩を見ずに走って山を下り転んで怪我をしたり・或いは溶岩に最悪く当たってアウトになってしまう事も。確かにドーンと噴火しても赤い塊はスローモーションのようなスピード広がって落下していきますので納得です。

真っ暗な闇夜の中で真っ赤なマグマが噴出します日が沈むころになると美しい火口の稜線がくっきりと見えて素敵なシーンも楽しめます。遠くの真向かいの高い淵には別の見学者が歩いていてそれがシルエットになって見えとても絵になります。ヤスール火山がかっこよく見えますね。そしていよいよ日が落ちて赤が一段と映えてきます!

待ってました・・・なのですが山の天気は気まぐれです。何と横殴りの大粒の雨が降り始め風も冷たくただひたすらに寒さの中で噴火を待っている時間帯になります。先まで良い天気だったのに・・・と恨めしく思いますが、自然の事なのでしょうがないです。ただ赤い噴火はより美しく鮮明に見えてきて、すごく素敵に綺麗にそしてエネルギッシュさも加わって極上の噴火となります。最高~!有難うヤスール火山!とっても素敵でした。是非タンナ島のヤスール火山へ来てこの感動を!

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