バヌアツの伝統と誇り
タンナ島裸族の村②

「ナンバス」って何だろう?

”ナンバス”が唯一男性が身に着けているもの!たくましいさっ大きな集会場でイベントが始まるようでそちらへ。そこには大人の男性がいます。こちらはまさに裸族で裸なんですが、男性のもの(おち○ち○)を隠す 【ナンバス】というサックが唯一身に着けているものです。これは凄い!(村のこの会場の脇には観光客用にお土産もあって、このナンバスも売ってますので是非どうぞ!)男性は平均筋肉質な体格でたくましさとこのナンバスでワイルドまっしぐらです。ただ怖いとかそのような感じは全くないです。ルアというとみんな笑顔でルアと返してくれますね。ただ、皆が皆全員同じ顔に見えてしまいます。

きっと年齢も違うでしょうしこの村での序列もあると思うのですが、区別が全くつきません。このあたりの男性の階級や村でのしきたりなども垣間見たかったです。ちょっと残念。男性の仕事の1つ火起こしの実演を見せてくれます。意図も簡単に火種を作ってしまうので感動が薄れてしまうのですが、カチャとノブを回せば火が付く我々の生活とは真逆の生活スタイルなので面白いです。

大人の仲間入りのお話し

タンナ島の男は根性があります!今もある風習にビックリですちょっと余談ですが・・・ 子供から大人へという事のしきたりを知ることが出来ましたのでご紹介です。裸族に限らずタンナ島の男の子は おち○ち○の 包茎の皮を切る風習があるようです。今もあるようでそれは竹を鋭利にしナイフとして用いて おち○ち○の 皮を切るようでとっても痛いそうです。ドライバーのジョンさんも経験ありとの事。その場所はある小屋に籠ってその風習は行われ切ってから3週間くらいは母親も含めた女性には一切接することなく過ごします。そしてその小屋から出るときには大人の仲間入りになったとして盛大に迎えられるとの事。

この話をお聞きした時こちらが何故かあそこが痛くなってしまいます。根性あります!だからではないと思いますが、笑顔とは裏腹にタンナの男性は喧嘩っ早い気質だそうで、首都ポートモレスビーで雇われているガードマンなどはタンナ出身者が多いのだそうですよ。

一方の女性は初潮を向かえると腰みので隠れて見ることは出来ませんが、腰のあたりにギザギザの彫り物を付けるのだそうです。

エネルギッシュなテンポのダンス

裸族の村人によるダンスがいよいよ始まります村の集会場に裸族の村の皆が集まってきます。いよいよダンスが始まるようです。そのダンスはいきなり始まるのでちょっとびっくりです。最初は男性だけでその場の地面を蹴るような力強いシーンでスローなテンポで始まります。

次第に大人の女性や子供達も男性の周りに集まってきて、今度は歌も加わります。この時にはとても甲高い声が集会場に響いて盛り上がりの一歩手前という感じ。特に大人の女性の声はよく響いて気持ちが清々しく感じられます。皆が皆大人も子供も満面の笑顔で歌っているのでとっても楽しそう!

村の伝統をそのまま受け継いで踊って歌っているんだそうこちらも自然と笑顔になってそのダンスを見てしまいます。歌が最高潮になると地面を蹴っていたダンスから今度はその場でジャンプするダンスとなるのですが、この時にはとても勢いを感じるエネルギッシュなテンポになります。そして最後は皆で何か叫びながら反時計回りに小走りで周回してダンスが終わります。1回がおおよそ2~3分くらいで、その踊りは全部で3回繰り返されます。

どのような意味のダンスで何を言っているのか聞いてみたら、昔から受け継がれているダンスや歌なので意味などは分からないそうです。意味は分からないんだけれども、村の伝統をそのまま受け継いで踊って歌っている。そのこと自体が重要! ようです。

伝統を守る裸族の皆さんにリスペクト

タンナ島の裸族の人達にリスペクト!有難うこちらがそのダンスの意味を知ろうとする事は意味が無いんだ。と気付かされます。タンナの裸族の人達の素敵な考えにある意味負けた!と感じてしまいます。南の島のこの様な伝統文化に興味を持っているにも関わらず、果たして日本の文化はどれだけ知っているんだろうと、ちょっと恥ずかしい思いもしてしまいます。

良く裸族を紹介するイメージで顔にペインティングをしている写真がありますよね。それは何かの村での大きなイベントの時にする装飾だそうで残念ながらそれはありません。この点だけ残念に思いましたがイベントの時にまた来てみたいな!そんな気にさせてくれるタンナの裸族の人達です。 有難うルア~!

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