マーフシヴァル
視察レポート⑥

南アリの初ダイブは沈船ポイント

ファンダイビングを楽しもうマーフシヴァルへのダイビングへ出発です!ハウスリーフへのビーチエントリーでも良いポイントは多くある様なのですが、今回はボートダイビングへ!同行者は中国人カップルとイギリス人女性1名様と僕の計4名のお客様+インストラクター2名の計6名にて。自分以外の3名様はどちらかというと体験ダイビングで少し深いポイントで楽しみましょう。というお客様の様で、その方達とは異なるポイントへ向かう様です。快晴無風のとても清々しい海況で海の中もどんな魚が出迎えてくれるか期待が大です!

どうやら沈船ポイントの様ポイントまではドーニ船で約10分。移動までの時間を利用してこれから潜るポイントのブリーフィングを受けます。なだらかなハウスリーフに添ってドリフトしていき、その後沈船ポイントへ向かって綺麗なソフトコーラルや沈船を住処としている魚たちを見てもらうポイントとの事。

沈船はこれまでにミクロネシアのチュークで経験済みなのですが、どうしても海の墓場というイメージが先行してしまって怖さがあります。物言わぬ鉄の塊が美しい珊瑚の海とはどうしても相容れない感があってあまり好きにはなれないんです。期待大だったウキウキ感がちょっとしぼんできてます。それでも気持ちを切り替えていざ南アリ環礁の海へダイブです!

オニダルマオコゼさんとご対面

マダラトビエイが早速挨拶をしに訪れますウァ~さすがに珊瑚がすごくてモルディブの海の美しさに感謝・感謝で嬉しくなってしまいます。なだらかなハウスリーフの斜面に沿ってダイビング開始です。潮の流れはほとんどなくゆったりとしたダイビングを楽しめそう!

透明度はオフシーズンだからと思いますがイマイチなのが残念。それでも直ぐにマダラトビエイ君があいさつしに来てくれてご対面です。直ぐに消えてしまいましたがこんなシーンもモルディブでは当たり前なんでしょうね。しばらくハウスリーフを流して海に慣れると今度は方向転換してちょっと深場へ向かう様です。いよいよかな~。

やっぱりちょっと怖いカナ・・・そっちにはいかなくても良いのに・・・。透明度があまり良くないのと潮の流れがほとんどないのが重なって、よどんだ海の中を進んでいきます。しばらくするとそのよどみの中にうっすらと鉄の大きな塊がぼんやりと見えてきます。怖~い。いかにも墓場という陰気な雰囲気の中なのでちょっと寒気も感じ、怖いので少しの間目をつぶって泳いでます。

沈船そのものの全体像が薄気味悪くて嫌なのですが、いざその沈船へ乗船(?)してしまうと、ところどころ暗くて怖いところはあるものの、ちょっと特異な地形を探索するダイビングの様で、薄気味悪さはあまり感じなくなります。そしてちょっと気持ち的にも落ち着いてきているようです。ホッ・・・。

不格好さが憎めない"オニダルマオコゼ"インストラクターの方が早速にここ!ここ!と指さして何かいるのを教えてくれます。初めて実際に見るのですが、鬼ダルマオコゼです。言われなかったら素通りしていたところです。沈船にびっちりくっついているいろんなものの1部と同じような擬態です。でも良~くみると目があって、魚の形をした体とでかい口があって・・・とオコゼと分かります。

どちらかというと30㎝くらいある魚体の8割・9割は顔という感じの面白お魚クンです。魚体はウシガエルの様なイボイボというかゴツゴツというかそんなもので覆われていてすごく不細工さもあって面白いです。ジッ~と何もせずに口の前に来る小魚を待っているんでしょうね。

こちらもジッ~と見ているものだからきっとお前邪魔・邪魔。小魚がそこに居たら来ないよ。と言っているかのような顔してます。動きがあまりに無いものなので触ってみようとも思うのですが、危険なので我慢です。

宝探しをしているようなダイビング

沈船ダイビングを楽しもう最初怖い!と思っていた沈船が面白そう~!にたった1匹の出会いで気持ちが180°変わってしまってます。心変わりが早すぎると思いますが、次の出会いを求めて積極的に探索へ。・・・しばらくすると何と同じく鬼ダルマオコゼがもう1匹いてインストラクターさんが教えてくれてます。最初と同じ感動は生まれませんでしたが、どんな地形ところにこの種の魚がいるのか、何となくわかった気がします。

宝探しをしている感じ。初めて見るLeaf Fishに面白いしばらく探検を続けいるとまたしてもインストラクターさんがここ・ここ!と何か面白そうな魚を発見した模様。近づいてみると最初何だか分からず平らな何もないところに黄色い葉っぱの様なものが1枚あるだけじゃん!と良くわからずにいたのですが、良~く見ると・・・オ~分かった・分かった!葉っぱの様なものがまさにそれで、leaf fish(日本語名は分からず・・・) と言ってました。

本当に葉っぱのようにゆらゆら波に身を任せて漂っていて、体長は15㎝くらいの黄色の魚。更に近寄って良く見ると小さな目やひれもちゃんと有ります。よくぞここまで擬態できるな~と感心です。一生懸命に身を守るために葉っぱのように擬態しているんですね。頑張って!と応援です。

沢山のピンクのハナゴイをじっくり観察ハウスリーフが充実している南アリ環礁なのでもっと大物との遭遇を期待していたのですが、良い意味で期待を裏切られとっても面白いです!宝探しをしているみたいでウキウキしてきてしまいます。そのあとは沈船を住処にしているたくさんの小さなハナゴイ達をじっくり観察です。

体長5㎝程度でピンクの可愛いお魚です。大きく開けた唇で一生懸命にプランクトンを食べているんでしょう。ちょこちょこしていて落ち着きがない小さな子供の様で可愛いです。それでいて小さいながらも美しさも感じられる魚なので見ていて飽きないです。

珊瑚も豊かで癒されるダイビングでした時間の経つのはとても早いです。もう少しここに居て観察をしていたいのだけれども次のポイントへ移動の様。残念。それからは近くにあるハウスリーフを流すダイビングだったのでジックリという楽しみは出来ませんでしたが、サンゴが多くてたくさんのトロピカルフィッシュ達と過ごせる時間に癒されました!

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